upto4は、スタートアップに関心のある方が、創業初期スタートアップ創業者やベンチャーキャピタル、創業を予定する技術シーズ保有研究者と気軽な情報交換や週2-3時間からスタートアップに参加できるコミュニティを作っています。
今回、北海道発ユニコーン企業創出を目指すDeep Techスタートアップ起業プログラム「NEXUS:S」の取り組みの一環として、北海道共創パートナーズ(以下、HKP)とupto4による起業イベントを開催いたします。
起業プログラム「NEXUS:S」のご紹介と、プログラムに参加されている【医療機器分野】で創業を目指しCEO候補を求めている研究者3名から研究内容をご紹介いただきます。
大学の技術シーズを活かした創業期スタートアップへの参画に興味を持つ方にとって、世界を変える一歩を踏み出すセッションとなっております。
Q&Aセッションは匿名ツールを使用しておりますので、聞きづらいこともお気軽にご質問ください!
・NEXUS:Sとは
北海道発のDeep Techスタートアップとして起業を目指すプログラムです。 HKPがこれまで培ってきたノウハウを活用し、社会実装によって社会課題の解決を目指すCEO候補者と北海道の大学等の優れた研究成果との出会いをサポートします。 研究者とマッチングされたCEO候補者の方には、8ヶ月間のインキュベーションプログラムに参画いただきます。大学発等ディープテックスタートアップ創出の経験が豊富なメンターが丁寧に伴走し、事業化支援や資金調達機会の提供も行います。
※ご応募多数の場合は選考となります。予めご了承ください。
※本イベントは、プログラムに参加している一部のシーズのみのご紹介です。
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今回ご紹介するシーズ技術
・心臓外科手術支援に特化したAIプラットフォームシステム
公立はこだて未来大学 システム情報科学部 准教授 佐藤 生馬 先生
心臓外科では、病気により心臓の形態が変形して機能が低下するため、医師は数カ月後に心臓が正常な形に戻るように手術している。しかしながら、患者の心臓がどのように正常な形に戻るかは不明なため、医師は熟練の知識と経験から手術後の状態を予測して手術をしているのが現状である。そこで、我々は熟練の医師の知識と経験が必要であった心臓外科における診断支援および術後の状態や形態変化の予測を可能とするAIを開発する。このAIの社会実装を実現することにより、診断支援や術後の予後予測による手術プラン支援および手術支援、術後の治療経過や結果評価を実現することで、手術の質を向上させ、患者のQoLの向上を目指す。
・高齢心不全患者のフレイル自動判定プログラムの開発と実装
北海道大学 医学研究院 准教授 永井 利幸 先生
高齢心不全患者における治療方針決定において、フレイル(虚弱)の正確な評価が重要とされながらも、評価者の主観的要素により判定に大きなばらつきが生じ、虚弱が過小評価された結果、無理な侵襲的治療が選択される場合や必要な患者に心臓リハビリテーションの介入が不十分であることが臨床的課題であった。我々は、この課題を解決すべく、これまでに多数の教師データを用いた人工知能解析により、高齢心不全患者の歩行動画を撮影するのみで、客観的かつ自動的にフレイルを自動推定可能なプログラムアプリケーションを開発し、スマートフォンに実装した。来年度にプログラム医療機器として承認後、診療ガイドラインに収載、保険収載することにより、高齢心不全患者を診療する多くの病院や診療所、そして医療機器としての精度を有するヘルスケア機器としても、広くヘルスケアに関わる業種を対象に事業化を行う。
・経内視鏡的に使用可能な医療用ハイドロゲルの開発
北海道大学 医学研究院 消化器内科 助教 大野 正芳 先生
近年、合併症予防の観点から、内視鏡治療後の創部を露出させない被覆法が注目されている。一方で、内視鏡的なアプローチが可能でありながら、直接的に治療することが難しい消化管疾患も依然として多く存在する。我々は、グンゼメディカルおよび北大先端生命研と共同で、経内視鏡的に使用可能な生体吸収性シートとハイドロゲルを開発してきたが、特に創部に対し簡便かつ効果的な医療用ハイドロゲルに関して事業化を目指し、消化管治療の課題解決に貢献したいと考えている。
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・本イベントのポイント
北海道発ユニコーン企業創出を目指す、Deep Techスタートアップ起業プログラム「NEXUS:S」の詳細がわかる
CEO候補としてインキュベーションプログラムへの参画に興味がある方は、後日カジュアル面談
・イベントの背景、目的
大学の研究成果を社会に還元することを目指しています。
・北海道共創パートナーズ(HKP)とは
HKPは、北洋銀行が持つ、あらゆる業種・業態の道内企業との強固な顧客接点をバックボーンに事業を展開する北洋銀行100%出資の子会社です。北洋銀行取引先企業の経営者様と直接対話を行い、様々な経営課題を解決すべく、経営コンサルティング、経営人材紹介、事業承継、補助金申請等の伴走支援を実践しています。
・ご注意事項
本イベントは参加者様の顔が映らない状態で録画し、広報等に使用させていただきます。
2025年1月15日(水)
19:30-19:33 イベント説明、upto4のご紹介
19:33-19:42 HKP・NEXUS:Sのご紹介とQ&A
19:42-19:45 匿名質問ツールSlidoの操作方法
19:45-19:59 佐藤先生よりシーズ技術のご紹介とQ&A
19:59-20:13 永井先生よりシーズ技術のご紹介とQ&A
20:13-20:27 大野先生よりシーズ技術のご紹介とQ&A
20:27-20:30 NEXUS:Sへのエントリー方法について
佐藤 生馬|Ikuma Sato
公立はこだて未来大学 システム情報科学部 准教授
2009年3月に東京電機大学大学院先端科学技術研究科先端技術創成専攻で博士号取得後、東京大学大学院情報理工学系研究科特別研究員PD、千葉大学大学院工学研究科人工システム科学専攻特任研究員、公立はこだて未来大学システム情報科学部助教を経て、2017年 4月から現職。
永井 利幸|Toshiyuki Nagai
北海道大学 医学研究院 准教授
心血管疾患、中でも心不全の内科診療を専門とし、診療、研究、教育活動に幅広く従事。近年では、高齢心不全患者のフレイルを客観的に評価するAIプログラムの開発に注力している。歩行動画解析を活用した診断支援ツールの医療機器およびヘルスケア機器としての実用化を目指し、診療現場への導入を推進中。この技術を通じて、適切な治療選択を支援し、患者の予後改善に貢献することを目指した取り組みを展開している。
大野 正芳|Masayoshi Ono
北海道大学 医学研究院 消化器内科 助教
2007年に北海道大学医学部を卒業後、北海道内の基幹病院に消化器内科医として勤務。その後、2016年に北海道大学大学院医学研究院で医学博士を取得し、東京大学医学部附属病院での勤務を経て、2019年から北海道大学病院に勤務。専門は消化器内視鏡であり、胃がんや大腸がんなどの診断・治療を行っている。現在は実臨床に従事しながら、新しい内視鏡機器の開発や、大動物を用いた新規内視鏡治療の研究を進めており、より良い医療の実現を目指して社会実装に取り組んでいる。
酒向 厚輔|Kosuke Sako
株式会社北海道共創パートナーズ 人材事業部コンサルタント
同志社大学政策学部卒業後、人材サービス企業のパーソルを経て、2022年に北海道共創パートナーズへキャリアアドバイザーとして入社。これまで北海道でのハイクラス転職支援で200名以上を支援。現在は道内スタートアップ、ベンチャー企業への人材紹介や本プログラム「NEXUS:S」を推進。 ”北海道で事を成したいエネルギー溢れる人材と未来を担うスタートアップとのマッチングにより北海道をより魅力的な場所にする”をモットーに日々奮闘中。国家資格キャリアコンサルタント保有。
棟兼 彰一|Shoichi Munekane
upto4株式会社 代表取締役
早稲田大学政治経済学部卒 システムコンサルタントを経て、大手人材会社にて事業企画、ベンチャー投資、M&Aなどを担当。
大学発創薬スタートアップ、ヘルスケアスタートアップでコーポレート・新規事業開発などを経てupto4を創業。
こちらからお申込みください。
当日はzoomで開催します。
peatixにご登録のメールアドレス宛に参加リンクをお送りします。
「NEXUS:S」や今回ご紹介する先生方の事業化支援にご興味をお持ちいただけた方には、イベント終了後、応募方法をご案内いたします。
upto4株式会社
「世界を変えるような機会を、あなたに。」
upto4は、創業前・創業期のスタートアップ経営者やベンチャーキャピタルと情報交換ができる審査制コミュニティです。
創業前〜創業4年目までのスタートアップが74%を占めます。
創業者とのオンラインピッチデックミーティングをきっかけに、あなたの空いている時間で、世界を変えるかもしれない事業や研究開発に将来の社長・取締役・CxOとして参画できる場をつくっています。
https://www.upto4.com (メンバー登録はこちら / 審査制となります)
内容は一部変更になる場合がございます。
オンラインですので全国どこからでもお気軽にご参加ください。
upto4株式会社
X(旧Twitter):@upto4_com(お気軽にDMください!)
メール:alice.narumiya@upto4.com(成宮)
2025-01-08